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CEOが語る、資金調達と投資家との コミュニケーション【キビテク 林氏】

インタビュー
2023年04月13日 14:00


 今回は、ロボット開発とその経験を生かしたロボット遠隔制御サービス及びロボット製品を提供する株式会社キビテク(以下、キビテク)のCEO・林 摩梨花(はやし・まりか)さんにお話を伺いました。同社は2022年に1.5億円の資金調達を行っています。

 CEOの目線で、資金調達や投資家の方々と日々どのように向き合っているのか、業界ならではの資金調達で苦労していることなど、体験談をお伺いしました。

<林 まりか 氏 プロフィール>

株式会社キビテク 代表取締役

三菱電機を経て2011年に株式会社キビテクを創業。

東京大学工学部を経て同大学際情報学府博士課程卒。子育てをしつつ、CEOとして資金調達をはじめとした様々な課題に取り組む。

目次:

・起業に至るまでの経緯

・資金調達のこれまでと、これから

・投資家とのコミュニケーション

・コーポレート・ガバナンスの体制について

・今後の展望

・最後に


1.起業に至るまでの経緯

ーこれまでの企業の経緯や、現在の事業をお伺いしてもよろしいですか?

林さん:

 当社はすでに12期目を迎え、創業以来、ロボットの受託開発事業を続けています。その中で、ロボットの遠隔制御サービスにニーズがあると考え、現在立ち上げに取り組んでいます。会社全体では約40名の従業員がおり、そのうち30名以上がロボットのエンジニアです。

 ロボットの遠隔制御サービスでは、ロボットの制御と当社のクラウド上のサービスが連携し、オペレーターが遠隔地からロボットを助けるというものです。このサービスをロボットメーカー様に提供し、難易度の高い現場の自動化を広げるメリットがあると考えています。

 製品をシステムインテグレーション込みでエンドユーザー様に提供し始め、去年の夏にパッケージ化されたロボット製品をリリースし、現場での利用が始まりました。また、利用事例も増えてきています。


ーどのような経緯で起業されたのでしょうか?

林さん:

 私とCTOが創業メンバーです。私たちは大学院まで進学し、その後私はメーカーで3年間働きました。一方、CTOは大学に残り教員をしており、お互い大学院を卒業して3年後に合流しました。

 その後、IPAの未踏事業(*1)に採択されたことが、事業立ち上げのきっかけです。当時、お互いに本職があり、他のメンバーと一緒に、土日を使って活動していました。研究にとらわれず、作りたいものを追求する活動を行っていました。

 そんな中で、「こんなものを作りたい」というアイデアが生まれ、このメンバーで仕事をしていきたいと感じるようになりました。そして、社会的活動にも取り組みたいという想いが強まり、事業を立ち上げることになりました。

(*1)未踏事業:「未踏」は、経済産業省所管である独立行政法人情報処理推進機構が主催し実施している、”突出したIT人材の発掘と育成”を目的として、ITを活用して世の中を変えていくような、日本の天才的なクリエータを発掘し育てるための事業です。(情報処理推進機構HPより引用)



2.資金調達のこれまでと、これから

ー昨年、スパイラルキャピタルから1.5億円の資金調達を実施したプレスリリースを拝見しました。これまで、資金調達をどのように学んでいたのでしょうか?

林さん:
 資金調達については、去年1月にプレAラウンドでベンチャーキャピタル様から出資いただきました。それ以前のシードラウンドでは、事業会社様から資金調達をしています。また、次のラウンドの調達に向けて今動き出しているところです。

 資金調達についてどのように学んだかというと、未踏事業のアドバイザーの方には重要な局面で相談させていただいていますね。それよりも前ですと、中小機構様の経営相談にて公認会計士の方にご相談したり、オンラインで知り合った資本政策支援関連サービスをなされている方にご相談したりもしていました。

 また、他の起業家との横のつながりを通じて、お互いの活動状況や情報を共有しています。私自身は子育てをしながらの活動のため、横のつながりの会合に参加する時間はあまりありませんが、オンライン上でやり取りを行っているので情報交換はスムーズに行えています。

ー今後の資金調達において、何が1番の課題だと考えていらっしゃいますか?

林さん:
 現在、シリーズAの調達を検討していますが、プロダクトマーケットフィットという点が重要で、プロダクトが一定の実績を示し、今後の成長が期待できることを示す必要があると思っています。

 プロダクトの性質上、実績を作るまでに時間がかかることが課題です。既存の販路ではある程度の成果があるものの、セールス力の強化が必要だと思っています。また、プロダクトをより早く実績を作るために、どのような機能をどの順番でリリースすべきかという戦略面での課題も感じています。


3.投資家とのコミュニケーション

ーシリーズが徐々に進むに従って、投資家から見られるポイントの変化を感じたりしてますか?

林さん:
 事業の成長に伴って、蓋然性の高さや厳しさが増すのは確かです。それを数字で示すことや、ラウンドが次に進むことで、その要求水準がさらに高まると感じています。

ー投資していただいた後の投資家・株主とのコミュニケーションにおいて、うまくいったと思うところや、ここは失敗だったなという点を可能な範囲で教えていただけると嬉しいです。

林さん:
 私は限られた時間で集まる中で、より深い議論ができるよう改善の余地があると感じています。経営の実務を行っていることで、細かい話になりがちなので、大局的な視点で話し合いができるようにしたいと思ってます。

 一方で、社内の情報管理や共通のサイクルが整備されてきている点は良いと感じています。営業の進捗や財務面の話など、管理できる台帳が整備されており、株主や投資家への報告がスムーズに行えるようになっています。この1年半で大きく進歩したと感じており、良かったと思っています。


4.コーポレート・ガバナンスの体制について

ー続いて、取締役会・株主総会を実際どのように運用しているか、可能な範囲で教えていただけますか?

林さん:
 司法書士さんには招集通知などの手続きに関するアドバイスをいただいています。また、資金調達の交渉については、前回のラウンドでは複数の既存株主や新規株主との交渉があり、重たい交渉でした。契約書に関しても投資契約書は薄いものではなく、複数の当事者が関与するためやり取りが非常に重いものでした。

 ワードファイルのコメント機能では、特定の人にだけコメントを見せたい、または見せたくないという制御が難しいと感じています。こうした状況を解決するウェブツールがあれば非常に助かります。そのようなツールがあれば、当事者同士で投資契約書のセクションごとにやり取りができ、コミュニケーションをコントロールしながら進められると思います。

 最初に株主総会を開くことが決まった時は、まず司法書士さんと相談し、さらにインターネットで検索して、疑似議案やアジェンダを探しました。それに沿う形で資料を作成していき、さらに、私とCOOとでやりとりしながら改善していきました。株式関連では、営業面の進捗や財務面の状況、リスク面の報告を主に行いました。


5.今後の展望

ーシリーズを重ねていく中で、 採用面と人材の定着など、新たな課題も生まれているのではないかと思います。採用戦略や、組織拡大などで何か考えられてることってございますか?

林さん:
 まず、基礎的な部分でまだ改善が必要だと感じています。組織の作り方については、従来の日本企業とは違う形を試みている企業も多いと思いますが、当社ではまだ模索中です。組織面で言えば、評価制度や個々の目標設定も構築しているところです。

 リモートワークについては、継続して取り組んでいくつもりで、現在のリモート率も高い状態です。ただ、リモートワークでコミュニケーションが減ったり、顔が分からない等の課題があります。どう解決していくか、様々な取り組みを試していますが、こちらもまだ手探りの状況です。

 採用面では、特にエンジニアを求めています。去年の採用目標は高かったのですが、ロボット開発の仕事がたくさんあり、人手不足が続いています。採用を加速するために計画を立てていましたが、日本のお客様が多いため、日本語がネイティブレベルで話せる人材が必要です。それ以外の部分では英語ができる人も採用しており、外国籍の割合が高くなっています。

 こういった、採用、組織作りの課題を乗り越えながら、ロボット・AI技術による格差と貧困の問題の低減、という目標に向けて、社会に価値のある企業体を作り上げて行きたいです。


6.最後に

 本記事では、株式会社キビテク 代表取締役の林 まりかさんの、資金調達時の体験談やコーポレート・ガバナンスに対する取り組みをお届けしました。

 同社が提供するプロダクト・サービスの詳細は下記のHPを是非ご覧ください。
https://qibitech.com/

 本レポートをお届けした、株主管理・経営管理プラットフォームの「FUNDOOR」では、資金調達時の法務手続きや、株主総会・取締役会を効率化することができます。
詳細については、こちらをご覧ください。
https://fundoor.com/


執筆:FUNDOOR
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